Mさんは、上場不動産投資信託(J-REIT)について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。

金融資産運用・一部改変

設例

会社員のAさん(26歳)は、将来に向けた資産形成のため、株式や投資信託で積極的に運用したいと考えている。Aさんは、X社株式(東京証券取引所上場銘柄)を購入したいと考えているが、友人が保有している上場不動産投資信託(J-REIT)にも興味を持っている。
そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

〈X社に関する資料〉

項目金額等
総資産1兆4,000億円
自己資本(純資産)6,400億円
当期純利益480億円
年間配当金総額180億円
発行済株式数3億株
株価2,000円

※X社の次回の決算期:2025年5月30日(金)(配当の権利が確定する決算期末)

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

1 「上場不動産投資信託(J-REIT)は、複数の不動産会社の株式を主たる投資対象とする投資信託で、特定の不動産会社の株式を直接購入するよりも、リスクを分散することができます」

なぜ違う: J-REITの主な投資対象は不動産会社の株式ではなく、オフィスビルや商業施設等の実物不動産および不動産信託受益権です。

2 「上場不動産投資信託(J-REIT)は、上場株式と同様に、証券取引所を通じて取引することができます。実物不動産への投資に比べて、流動性(換金性)が高い、少額から投資ができるなどの特徴があります」
3 「上場不動産投資信託(J-REIT)を購入して分配金を受け取った場合、その分配金は不動産所得として所得税の課税対象となります」

なぜ違う: J-REITの分配金は不動産所得ではなく配当所得として所得税の課税対象となります(配当控除の適用は受けられません)。

正解: 2

要点: 正解は 2)。J-REITは証券取引所に上場しているため、上場株式と同様に取引時間中いつでも市場価格で売買でき、実物不動産に比べて流動性が高く、少額から分散投資ができます。

J-REITは証券取引所に上場しているため、上場株式と同様に取引時間中いつでも市場価格で売買でき、実物不動産に比べて流動性が高く、少額から分散投資ができます。したがって2)が適切です。J-REITは不動産会社の株式ではなく、オフィスビルや商業施設等の実物不動産や不動産信託受益権を主な投資対象とするため1)は誤りです。また受け取る分配金は不動産所得ではなく配当所得として課税されるため、3)も誤りです。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 金融資産運用・3級・実技

同じ回の前後の問題

金融資産運用の他の問題

アプリで弱点分析つきの演習ができます

App Store

FP技能検定の学習アプリ(FPトレ)

出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験(個人資産相談業務)2025年5月公表分 問6 を一部改変