上場不動産投資信託(J-REIT)の一般的な仕組みに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

金融資産運用

1 J-REITは、投資家から集めた資金を不動産投資法人が不動産等に投資し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する投資信託である。

なぜ違う: J-REITは投資家の資金を不動産投資法人が不動産等に投資し、賃貸収入や売買益を分配する仕組みであり、記述は正しい。

2 J-REITは、証券取引所の立会取引において、成行注文や指値注文によって売買を行うことができる。

なぜ違う: 上場しているため、証券取引所の立会取引で成行注文・指値注文により売買でき、記述は正しい。

3 J-REITは、一般に、発行体がいつでも買戻しに応じるオープン・エンド型の投資信託として設定されている。
4 J-REITの分配金に係る配当所得は、税法上、配当控除の対象とならない。

なぜ違う: 投資法人段階で実質的に法人税が課されない導管性が確保されているため、分配金は配当控除の対象外であり、記述は正しい。

正解: 3

要点: 正解は 3)。J-REITは投資法人が発行した投資口が証券取引所に上場され、投資家は市場で売買することで換金する。

J-REITは投資法人が発行した投資口が証券取引所に上場され、投資家は市場で売買することで換金する。発行体が随時買戻しに応じるオープン・エンド型ではなくクローズド・エンド型であるため、3が不適切。投資家から集めた資金で不動産等に投資し、賃貸収入や売却益を分配する仕組みであり、上場株式と同様に成行注文・指値注文が使える。また、投資法人は配当可能利益の90%超を分配することで法人税が実質的に課されない導管性を確保しているため、二重課税の調整である配当控除は適用されない。

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出典:一般社団法人金融財政事情研究会/特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2026年5月公表分 問23