損益計算書および貸借対照表の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

タックスプランニング

1 損益計算書における売上総利益の額は、売上高の額から売上原価の額を差し引いた額である。

なぜ違う: 売上総利益は売上高から売上原価を差し引いた粗利益である。記述は正しい。

2 損益計算書における営業利益の額は、経常利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。
3 貸借対照表における無形固定資産は、物理的な形態を持たない特許権や商標権等の資産の金額を表している。

なぜ違う: 無形固定資産は特許権・商標権・のれん・ソフトウェアなど物理的形態を持たない資産を計上する区分である。記述は正しい。

4 貸借対照表における固定負債は、返済期限が決算日の翌日から1年以内に到来しない借入金等の負債の金額を表している。

なぜ違う: 固定負債は決算日の翌日から1年以内に返済期限が到来しない負債であり、1年基準(ワン・イヤー・ルール)による区分である。記述は正しい。

正解: 2

要点: 正解は 2)。営業利益は「売上総利益-販売費及び一般管理費」で算出する本業の利益である。

営業利益は「売上総利益-販売費及び一般管理費」で算出する本業の利益である。経常利益は営業利益に受取利息等の営業外収益を加え、支払利息等の営業外費用を差し引いて求めるものであり、記述は算出の順序が逆になっている。したがって2が不適切である。損益計算書は売上総利益→営業利益→経常利益→税引前当期純利益→当期純利益という段階で利益を示す構造になっている。貸借対照表が一時点の財政状態を表すのに対し、損益計算書は一定期間の経営成績を段階的な利益で表す計算書である。

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出典:一般社団法人金融財政事情研究会/特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2025年5月公表分 問40