Mさんは、〈X社に関する資料〉から算出されるX社株式の投資指標について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
会社員のAさん(26歳)は、将来に向けた資産形成のため、株式や投資信託で積極的に運用したいと考えている。Aさんは、X社株式(東京証券取引所上場銘柄)を購入したいと考えているが、友人が保有している上場不動産投資信託(J-REIT)にも興味を持っている。
そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
〈X社に関する資料〉
| 項目 | 金額等 |
|---|---|
| 総資産 | 1兆4,000億円 |
| 自己資本(純資産) | 6,400億円 |
| 当期純利益 | 480億円 |
| 年間配当金総額 | 180億円 |
| 発行済株式数 | 3億株 |
| 株価 | 2,000円 |
※X社の次回の決算期:2025年5月30日(金)(配当の権利が確定する決算期末)
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
1 「株価に対する1株当たりの年間配当金の割合を示す指標を、配当利回りといいます。X社株式の配当利回りは3.0%です」
2 「株主への利益還元の度合いを測る指標として、配当性向があります。X社の配当性向は7.5%です」
3 「株価の相対的な割高・割安を判断する指標として、PERがあります。X社株式のPERは12.5倍です」
正解: 2
要点: 正解は 2)。配当性向は「年間配当金総額÷当期純利益×100」で計算します。
配当性向は「年間配当金総額÷当期純利益×100」で計算します。X社は180億円÷480億円×100=37.5%であり、7.5%という説明は誤りなので2)が最も不適切です。配当利回りは1株当たり年間配当金÷株価で、1株当たり配当金は180億円÷3億株=60円、60円÷2,000円×100=3.0%となり1)は適切です。PERは株価÷1株当たり当期純利益で、1株当たり当期純利益は480億円÷3億株=160円、2,000円÷160円=12.5倍となり3)も適切です。
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