Mさんは、〈Aさんに関する資料〉に基づき、Aさんが老齢基礎年金の受給を65歳から開始した場合の年金額(2024年度価額)を試算した。Mさんが試算した老齢基礎年金の年金額の計算式として、次のうち最も適切なものはどれか。

ライフプランニングと資金計画・一部改変

設例

Aさん(50歳)は、大学卒業後に入社した食品メーカーを2019年10月末日に退職し、個人事業主として飲食店を開業した。現在、Aさんの事業は軌道に乗り、収入は安定している。
Aさんは、50歳になったことを機に、将来受給することができる公的年金の年金額や老後の年金収入を増やす制度について知りたいと思うようになった。
そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

〈Aさんに関する資料〉
(1)生年月日:1974年6月21日
(2)公的年金加入歴:下表のとおり(60歳までの見込みを含む)

期間制度・区分月数
20歳~22歳国民年金 保険料未納期間34月
22歳~45歳厚生年金保険 被保険者期間271月
45歳~60歳国民年金 保険料納付済期間175月

※Aさんは、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。
※Aさんの年齢は、2024年12月31日現在のものである。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

1 816,000円×175月/446月

なぜ違う: 厚生年金保険の被保険者期間271月も第2号被保険者期間として保険料納付済期間に含まれます。また分母は加入可能年数40年に相当する480月で固定です。

2 816,000円×446月/480月
3 816,000円×480月/540月

なぜ違う: 分母は480月で固定であり540月にはなりません。また未納期間34月がある以上、分子が480月になることもありません。

正解: 2

要点: 正解は 2)。老齢基礎年金の年金額は、20歳以上60歳未満の保険料納付済期間の月数を分子、480月を分母として満額816,000円(2024年度価額)に乗じます。

老齢基礎年金の年金額は、20歳以上60歳未満の保険料納付済期間の月数を分子、480月を分母として満額816,000円(2024年度価額)に乗じます。Aさんの20歳から22歳までの国民年金保険料未納期間34月は、受給資格期間にも年金額にもまったく反映されません。厚生年金保険の被保険者期間271月は国民年金第2号被保険者期間として保険料納付済期間に算入され、その後の国民年金保険料納付済期間175月と合わせて271月+175月=446月となります。したがって計算式は816,000円×446月/480月であり、2)が正解です。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: ライフプランニングと資金計画・3級・実技・計算

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出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験(個人資産相談業務)2025年5月公表分 問1 を一部改変