ライフプランの作成の際に活用される各種係数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ライフプランニングと資金計画

1 現在保有する資金を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、現在保有する資金の額に乗じる係数は、現価係数である。

なぜ違う: 現在の資金を複利運用した将来の元利合計を求めるときに乗じるのは終価係数である。現価係数は逆に、将来の目標額から現在必要な元本を求める係数。

2 毎年一定の積立額を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金現価係数である。

なぜ違う: 毎年の積立額から将来の元利合計を求める係数は年金終価係数である。年金現価係数は、毎年受け取りたい額から必要な原資(元本)を求める係数。

3 一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年一定の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数である。
4 一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、資本回収係数である。

なぜ違う: 毎年一定額を受け取るために必要な元本を求める係数は年金現価係数である。資本回収係数は逆に、手元の元本から毎年受け取れる額(または借入金の毎年の返済額)を求める係数。

正解: 3

要点: 正解は 3)。6つの係数は「何を求めたいか」で決まる。

6つの係数は「何を求めたいか」で決まる。減債基金係数は、一定利率で複利運用しながらn年後に目標額を用意するために毎年いくら積み立てればよいかを求める係数で、目標額に乗じて使う。したがって選択肢3が正しい。対になるのが年金終価係数(毎年の積立額→将来の元利合計)で、両者は逆数の関係にある。同様に、終価係数(現在額→将来額)と現価係数(将来額→現在必要額)、年金現価係数(毎年の受取額→必要原資)と資本回収係数(元本→毎年の受取額・返済額)が対をなす。「乗じる対象が現在の額か将来の額か」「一時金か毎年の額か」の2軸で整理すると混同しにくい。

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出典:一般社団法人金融財政事情研究会/特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2026年5月公表分 問1