民法上の贈与に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 定期贈与は、贈与者または受贈者のいずれか一方が生存している限り、その効力を失うことはない。
2 書面によらない贈与は、当該贈与契約の履行が終わった部分を除き、贈与者および受贈者が解除をすることができる。
3 負担付贈与の受贈者が、その負担である義務を履行しない場合において、贈与者が相当の期間を定めてその履行の催告をし、その期間内に履行がなくても、原則として、贈与者が当該贈与契約の解除をすることはできない。
4 死因贈与には民法の遺贈に関する規定が準用されるため、贈与者の相続開始後、死因贈与契約書について家庭裁判所による検認を請求する必要がある。
正解: 2
要点: 正解は 2)。書面によらない贈与は、各当事者が解除をすることができる。
書面によらない贈与は、各当事者が解除をすることができる。ただし、履行の終わった部分についてはこの限りでない(民法第550条)。軽率な約束から当事者を保護しつつ、既に実行された部分の法律関係は安定させる趣旨であり、2が適切である。書面による贈与であれば、原則として一方的な解除はできない。なお贈与は、当事者の一方が無償で財産を与える意思を示し、相手方が受諾することで成立する諾成契約であり(民法第549条)、書面がなくても契約自体は有効に成立する。
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