下記の〈X社の貸借対照表〉に基づく財務分析に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、X社の当期純利益は800百万円である。
〈X社の貸借対照表〉(単位:百万円)
【資産の部】
流動資産 現金及び預金 9,000/売掛金 1,500/製品 1,500/流動資産合計 12,000
固定資産 固定資産合計 8,000
資産合計 20,000
【負債の部】
流動負債 買掛金 600/短期借入金 900/流動負債合計 1,500
固定負債 固定負債合計 2,500
負債合計 4,000
【純資産の部】
株主資本 資本金 4,000/利益剰余金 12,000
純資産合計 16,000
負債・純資産合計 20,000
1 X社の自己資本比率は、80%である。
2 X社の流動比率は、800%である。
3 X社の固定長期適合率は、50%である。
4 X社の自己資本当期純利益率は、5%である。
正解: 3
要点: 正解は 3)。固定長期適合率は「固定資産÷(自己資本+固定負債)×100」で計算し、長期資金でどれだけ固定資産をまかなえているかを見る指標である。
固定長期適合率は「固定資産÷(自己資本+固定負債)×100」で計算し、長期資金でどれだけ固定資産をまかなえているかを見る指標である。X社では8,000÷(16,000+2,500)×100≒43.2%となり、50%にはならないため3が不適切である。他の指標も確認すると、自己資本比率は16,000÷20,000×100=80%、流動比率は12,000÷1,500×100=800%、自己資本当期純利益率(ROE)は800÷16,000×100=5%で、いずれも記述どおりである。分母に固定負債を含めるかどうかが固定比率との違いになる。
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