生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない特約については考慮しないものとする。

リスク管理

1 逓減定期保険は、保険期間の経過に伴って所定の割合で保険料が逓減するが、保険金額は一定である。
2 収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少ない。

なぜ違う: 一時金で受け取ると本来将来にわたって支払われる年金の運用益相当分が差し引かれるため、年金形式の受取総額より少なくなる。記述は正しい。

3 低解約返戻金型終身保険では、他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険と比較して、保険料払込期間中の解約返戻金額が低く抑えられているため、割安な保険料が設定されている。

なぜ違う: 低解約返戻金型は払込期間中の解約返戻金を通常の7割程度に抑える代わりに保険料が割安に設定されている。記述は正しい。

4 定期保険特約付終身保険(更新型)では、定期保険特約を同額の保険金額で更新した場合、更新後の保険料は更新前の保険料よりも高くなる。

なぜ違う: 更新型は更新時の年齢で保険料を再計算するため、同額の保険金額で更新すれば保険料は上昇する。記述は正しい。

正解: 1

要点: 正解は 1)。逓減定期保険は、保険期間の経過とともに保険金額が所定の割合で減っていく一方、保険料は契約時から一定である。

逓減定期保険は、保険期間の経過とともに保険金額が所定の割合で減っていく一方、保険料は契約時から一定である。記述は保険料と保険金額の関係が入れ替わっているため、1が不適切である。子どもの成長や住宅ローン残高の減少に合わせて必要保障額が減っていく世帯に適した商品で、保険金額が減る分だけ同額の平準定期保険より保険料は割安になる。収入保障保険も必要保障額の逓減に対応する点で発想は同じである。必要保障額の減少に合わせて保険料負担を抑えられる点が、実務上の主な利点である。

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出典:一般社団法人金融財政事情研究会/特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2025年5月公表分 問12