自動車損害賠償責任保険(以下、「自賠責保険」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

リスク管理

1 原動機付自転車は、自賠責保険の加入が義務付けられていない。
2 自賠責保険の保険金の支払限度額は、加害車両が1台である場合、被害者1人につき、死亡による損害については3,000万円である。

なぜ違う: 死亡による損害の支払限度額は被害者1人につき3,000万円であり、記述は正しい。

3 自賠責保険の補償の対象は対人賠償に限られ、対物賠償は補償の対象とならない。

なぜ違う: 自賠責保険は他人の生命・身体の損害を補償する対人賠償専用の保険であり、物損は対象外である。記述は正しい。

4 自賠責保険では、被害者が、保険会社に対し、保険金額の限度において、損害賠償額の支払を請求することができる。

なぜ違う: 被害者は加害者を介さずに保険会社へ直接損害賠償額を請求できる(被害者請求)。記述は正しい。

正解: 1

要点: 正解は 1)。自賠責保険は自動車損害賠償保障法により、原動機付自転車を含むすべての自動車について加入が義務づけられている(強制保険)。

自賠責保険は自動車損害賠償保障法により、原動機付自転車を含むすべての自動車について加入が義務づけられている(強制保険)。未加入での運行は法令違反となるため、1が不適切である。支払限度額は被害者1人につき、死亡3,000万円、後遺障害は程度に応じて75万円〜4,000万円、傷害120万円で、2024年4月1日現在も同じ水準である。対人賠償に限られ、対物損害や運転者自身のケガは対象外となるため、任意保険での補完が前提となる。

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出典:一般社団法人金融財政事情研究会/特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2025年5月公表分 問16