損害保険を活用した事業活動のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 レストランを営む事業者が、提供した料理が原因で食中毒を発生させ、法律上の損害賠償責任を負担する場合に備えて、生産物賠償責任保険(PL保険)を契約した。
2 貸しビル業を営む事業者が、火災により所有するビル内に設置した機械に損害が生じる場合に備えて、機械保険を契約した。
3 建設業を営む事業者が、請け負った建築工事中に誤って工具を落として第三者にケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負担する場合に備えて、請負業者賠償責任保険を契約した。
4 製造業を営む事業者が、業務中の事故により従業員やパート従業員がケガをする場合に備えて、労働者災害補償保険(政府労災保険)の上乗せ補償を目的として労働災害総合保険を契約した。
正解: 2
要点: 正解は 2)。機械保険は、事業用機械の不測かつ突発的な事故による損害を補償する保険であるが、火災による損害は補償対象から除外されている。
機械保険は、事業用機械の不測かつ突発的な事故による損害を補償する保険であるが、火災による損害は補償対象から除外されている。火災リスクは火災保険(企業財産保険)でカバーするのが本来の設計であり、火災に備えて機械保険を契約するとした2が不適切である。事業リスク管理では、賠償責任・財物損害・従業員の労災上乗せといったリスクの性質ごとに適切な保険を割り当てられるかが問われる。事業リスクへの備えを検討する際は、約款上の補償対象と免責事由を突き合わせる作業が欠かせない。
この問題に出てくる用語
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