ソルベンシー・マージン比率とは
ソルベンシー・マージン比率(SMR)は、保険会社が大災害や株価の暴落など通常の予測を超えるリスクに対して、どの程度の支払余力を持っているかを示す指標である。2026年3月期からは、保険会社の健全性を測る規制上の指標が、経済価値ベースのソルベンシー比率(ESR)に切り替わった。
ESRは、資産と負債を経済価値(時価)で評価し直したうえで、ストレス時に発生するリスク量(所要資本)に対して資本(適格資本)がどれだけあるかを示す比率(適格資本÷所要資本)である。ESRが100%を下回ると金融庁の早期是正措置の対象となり、70%・35%を境に、改善計画の提出命令から期限を付けた業務停止命令まで段階が分かれる。
旧制度では、ソルベンシー・マージン比率が200%を下回ると早期是正措置の対象とされていた。少額短期保険業者には、引き続き旧制度のソルベンシー・マージン比率が使われる。どちらの比率も、高いほど支払余力があることを示す。
試験ではここが問われる
- 早期是正措置の基準は、2026年3月期からESR 100%未満(旧制度のSMRでは200%未満)
- ESRは資産・負債を経済価値で評価し、適格資本÷所要資本で求める
- 比率が高いほど支払余力がある
関連する用語
この用語が出てくる問題
アプリで弱点分析つきの演習ができます